風通しの良い暮らしの工夫
こんにちは!太陽と風を採りこんだパッシブなお家をつくる 株式会社 壱意です!
いつのまにか春が終わり、だんだんと空気に湿気を感じる季節になってきました。
事務所の芝生にも、雨上がりになると時折キノコが顔を出します(^^; 食べられるキノコなら嬉しいのですが…
さて、これからの梅雨時期は、室内も湿気によるカビやこもったニオイなどが気になる時期です。
今回はご家庭でできる『湿気をためない工夫』をご紹介しますね!
ポイントは「風の通り道」
湿気対策の基本は、やっぱり換気です。
壱意で建てるお家は、窓を開けなくても基本的にスイッチをいれておくだけで24時間換気、それも外の熱や冷気をそのまま取り込むのではなく、温度差を小さくしてから取り込むシステムなので省エネなんです。
ですが、そうは言っても窓を開けたいな、という時もありますよね…
そんな時は、2ヶ所以上の窓を開けて空気の通り道を作るのがおすすめです。
風は、高いところから低いところへ、また風上から風下へ流れます。
このことを利用して、「対角線上にある窓を開ける」「高い位置と低い位置の窓を開ける」ようにすると、空気が自然に流れて湿気が抜けやすくなります。
例えば「1階の掃き出し窓と、2階の小窓や天窓を同時に開ける」と、暖かく湿った空気が上へ抜けていくため効果的。
南風が吹いている日は、南側と北側の窓を両方開けるようにするといいですね。
空気の流れを機械で作る
いいところに窓がない!窓はあるけど1つしかない!
そんな方は、扇風機やサーキュレーターを活用しましょう。
部屋に窓が1つしかない場合は、サーキュレーターを窓のほうに向けて、室内の空気を外に押し出すようにします。
これで空気の「出口」ができ、空気がゆっくりと入れ替わります。
このとき、できればドアを少し開けておくと、廊下などから新しい空気が入りやすくなります。
窓のない部屋や収納スペースなどは、空気が滞留しがち。
こんな場合は、サーキュレーターを通路やドアのそばに置いて、風を送るようにすると空気が動きます。
湿った空気は暖かく、上に溜まりやすいため、サーキュレーターの風を上向きにして上へ送り出してあげるようにすると効果的です。
床よりも少し高い位置(棚の上など)に置くのも、空気が広がりやすくなっておすすめですよ。
窓の位置は家によって様々ですが、「空気の入口と出口」、「流れ」を意識するだけで、換気の効果はぐっと上がります。
湿気の多い季節を、少しでも快適に乗り切っていきましょう!